仙丈ヶ岳 | 山ガールのための山歩きガイド
長野県伊那市と山梨県南アルプス市にまたがる日本百名山「仙丈ヶ岳」。3つのカールを持ち、女性的で緩やかな山容から“南アルプスの女王”とも呼ばれています。6合目からは、南アルプスの山々や富士山を眺めながら、気持ちよい稜線歩きが楽しめます。
- エリア:
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甲信越・北陸
- ジャンル:
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日帰り
- レベル:
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中級者以上
- 歩行時間(休憩含まず):
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7時間50分
- 歩行距離:
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8.4km
- 最大標高差:
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997m(最高地点:仙丈ヶ岳3033m、最低地点:北沢峠2036m)
- アクセス:
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南アルプス林道バス(仙流荘→北沢峠)で約55分
登山口までのアクセス
▼仙流荘前から南アルプス林道バスに乗車します。大変混み合いますので、早めに並びましょう。ICカードは使用できません。バス乗り場で切符を購入する必要があります。
▼バスは小型サイズ。ザックは膝の上に抱えて座ります。
▼約55分で北沢峠へ。お隣に並ぶ百名山「甲斐駒ヶ岳」への登山口でもあります。仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳はそれぞれ日帰りで登ることができますが、北沢峠付近に何軒かある山小屋に宿泊し、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳を1泊2日で登る行程も人気があります。
▼北沢峠のトイレ。今回のコースでは、出発すると仙丈ヶ岳登頂後の仙丈小屋までトイレが無いので、必ず寄っておきましょう。
北沢峠~小仙丈ヶ岳(約3時間)
▼トイレのすぐ脇にある登山道から登って行きます。「仙丈ヶ岳」方面へ。
▼最初はやや勾配のある坂を登って行きます。
▼少し歩くとなだらかな坂になります。
▼標識を進捗度の目安にして登って行きます。
▼四合目を過ぎたあたりから再び急登になります。土から岩の登山道に変わります。
▼大滝ノ頭の分岐を「小仙丈ヶ岳」方面へ。
▼六合目で稜線に出ます。植生はハイマツ帯が中心になり、展望が一気に開けます。
▼振り返ると後方に甲斐駒ヶ岳が見えます。
▼ガレ気味の登山道を真っすぐ進んで行きます。
▼雷鳥の親子に遭遇しました。
▼左手に富士山が見えます。
▼後方の展望も最高です。
▼小仙丈ヶ岳に到着
小仙丈ヶ岳~仙丈ヶ岳(約1時間30分)
▼小仙丈ヶ岳を過ぎた辺りから、2つのカールが見えてきます。手前が小仙丈沢カール、奥に見えるのが大仙丈沢カールです。
▼幅の狭い登山道を進んで行きます。
▼所々に段差のある岩場も出てきますので、注意して歩きましょう。
▼八合目まで来ました。
▼岩場に描かれた「○」「→」を進んで行きます。
▼傾斜が急な所もあります。
▼分岐を「仙丈ヶ岳」方面へ。
▼右の道は仙丈小屋につながっています。
▼登山道右手にまた3つ目のカール、「薮沢カール」が見えてきます。
▼左手には日本No.1とNo2.の高峰、富士山と北岳が並んで見えます。
▼鳳凰三山も見えます。
▼山頂へ続く最後の登り
▼仙丈ヶ岳(標高3033m)に到着
仙丈ヶ岳~北沢峠(約3時間20分)
▼仙丈小屋方面へ下ります。
▼小屋の前でたくさんの登山客が休憩しています。
▼仙丈小屋
▼売店がありますので、水分に不安がある場合は補充しましょう。トイレはチップ制です。
▼小屋の前のベンチから薮沢カール方面の景色を一望できます。
▼分岐を「小仙丈ヶ岳」方面へ。
▼行きに通った分岐に道が続いています。
▼分岐に出たら「北沢峠」方面へ
▼行きにも通った岩場を登り返します。
▼再び幅の狭い登山道を歩きます。
▼六合目に戻ってきました。甲斐駒ヶ岳もここで見納めです。
▼登ってきた道をひたすら下って北沢峠を目指します。
▼北沢峠に到着しました。
★レポーターメモ★
・仙丈ヶ岳は3,000m峰でありながら極端な急登や本格的な岩稜帯が無いため、アルプスデビューに相応しい山です。
★トイレがある場所★
北沢峠、仙丈小屋
★注意★
・標高が3000mを超える山となりますので、気温差を考慮した服装・装備をしっかりと準備しましょう。
・仙丈ヶ岳は11月に入ったら雪の心配もしましょう。軽アイゼンを持っていくと安心です。
・六合目からは長い時間稜線を歩くことになりますので、強風や雷に遭遇した場合(リスクがある場合)は、引き返した方が賢明です。