雲取山 | 山ガールのための山歩きガイド
日本百名山の1つにも数えられている東京都最高峰「雲取山」の登山コースガイド。奥多摩の鴨沢登山口から入り、山小屋「雲取山荘」で一泊、秩父エリアの三峯神社へ下山するルートをご紹介します。
- エリア:
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関東
- ジャンル:
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小屋泊
- レベル:
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中級者以上
- 歩行時間(休憩含まず):
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11時間40分
- 歩行距離:
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22km
- 最大標高差:
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1467.1m(最高地点:雲取山山頂2017.1m、最低地点:鴨沢550m)
- アクセス:
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行き:西東京バス(奥多摩駅→鴨沢)で約35分
帰り:西武観光バス(三峯神社→西武秩父駅)で約1時間15分
登山口までのアクセス
▼最寄り駅はJR青梅線「奥多摩駅」。
▼トイレは改札の外にあります。
▼バスは2番乗り場から「鴨沢西」または「丹波」行きに乗車。運賃は640円(ICカード利用可)。
▼駅前のタクシー乗り場。タクシーは常時停車しているとは限らないため、事前に予約しておきましょう。
▼登山口最寄りの「鴨沢」バス停で下車します。
★アクセス参考★
バス:西東京バス(WEB:http://www.nisitokyobus.co.jp/)
タクシー:リーガルキャブ(TEL:042-550-2712)
鴨沢~七ツ石小屋(約3時間25分)
▼バス停向かいのこちらの階段を登って行きます。階段の左側にベンチとトイレがあります。
▼階段を上がって右側の坂を登って行きます。
▼標識を「登山道」方面へ
▼登山口からしばらく「平将門迷走ルート」というプレートがあります。
▼道なりに登って行きます。
▼山の中に入って行きます。
▼登山道に入りました。
▼鴨沢から30分程登ると村営の小袖乗越駐車場(駐車無料)に出ます。
▼駐車場脇にトイレもあります。
▼車道を登って行きます。
▼この標識が見えたら道の左側に注意を向けて歩きましょう。
▼この左側の坂を登って行きます。
▼まっすぐ進んで行きます。
▼こうした案内板が所々にありますので、山行計画の参考にしましょう。
▼道標は「七ツ石山・雲取山」方面へ進みます。
▼樹林帯を進んで行きます。
▼分岐を「七ツ石小屋」方面へ。
▼やや急な坂を登ります。
▼七ツ石小屋に到着!
▼小屋の奥側に休憩できる広場があります。
▼トイレ(チップ制)もあります。
▼七ツ石小屋からの展望
★レポーターメモ★
・七ツ石小屋は通年営業しており、小屋泊(素泊まりのみ)・テント泊が可能です。
・七ツ石小屋には水場があります。また、売店では飲料の購入も可能です。
七ツ石小屋~奥多摩小屋跡(約1時間10分)
▼小屋脇から再び登って行きます。
▼分岐を「ブナ坂・雲取山」方面へ(※今回のコースでは七ツ石山は経由しません)。
▼分岐の所に湧き水が出ています(飲用可能です)。
▼滑落しないように注意して歩きましょう。
▼分岐を「雲取山」方面へ。
▼開けた所がブナ坂です。
▼ブナ坂の道標を「雲取山」方面へ。
▼ブナ坂の先から徐々に展望が開けます。
▼通称“ダンシングツリー”。真似たポーズで写真を撮ってみましょう!
▼天候がよければ左手に富士山を眺めながら歩くことが出来ます。
▼この開けた場所はヘリポートです。緊急時に使用されるため、ヘリポート内はテントの設置は禁止されています。
▼ヘリポートから少し歩いたところに奥多摩小屋があります(※平成31年3月31日をもって閉鎖されました)。
★レポーターメモ★
・奥多摩小屋跡付近にも水場がありますが、冬期は凍結していることもありますので注意しましょう。
奥多摩小屋跡~雲取山~雲取山荘(約1時間50分)
▼「雲取山(尾根みち)」方面に進みます。
▼急勾配の坂をジグザグに登って行きます。
▼振り返ると、これまで歩いてきた尾根道が一望出来ます。
▼分岐を「雲取山」方面に進みます。
▼ガレ気味の登山道を登って行きます。
▼「雲取山」方面へ
▼再び展望のよい尾根道に出ます。
▼分岐を「雲取山頂」方面へ。
▼本日一番の急登を登ります。右上に見えるのは避難小屋です。
▼雲取山避難小屋。宿泊設備がない無人小屋ですので、宿泊する場合は寝袋や自炊用具などが必要です。
▼避難小屋からの景色。「雲取山の中でこの景色が一番好き」と答える方が多い絶景です。
▼避難小屋の脇を通って山頂を目指します。
▼避難小屋横にトイレがあります。
▼山頂に向かって緩やかな登りが続きます。
▼雲取山山頂(標高2017.1m)に到着!
▼周囲に見える山の案内板。
▼山頂からの展望。この日は曇りで見えませんでしたが、条件のよい日は富士山をはじめ、南アルプスや丹沢山塊などが一望できます。
▼その代わりに、シカを間近で見ることができました。
▼「雲取山荘」方面へ下ります。
▼急坂なので慎重に下りましょう。
▼山荘の屋根が見えてきました。
▼登山道の途中にレリーフがあります。
▼本日宿泊する雲取山荘に到着しました。
▼小屋内の見取り図。小屋は2階建てです。
▼夕食は受付順に時間が決まります。混雑時は何回転もしますので、食事は手早く済ませましょう。朝食は早く並んだ順番になります。
▼フロント・売店
▼お部屋はこんな感じ(写真は大部屋です)。
▼雲取山荘のトイレは外にあります。テント場に宿泊する方も利用するため、朝は大変混雑します。時間に余裕を持って行動しましょう。
★レポーターメモ★
・雲取山荘(収容人数200人)への宿泊は、事前に予約をしましょう。
雲取山荘 ホームページ TEL:0494-23-3338(受付8時~20時頃まで)
・雲取山荘にお風呂はありません。消灯は21時頃です。
雲取山荘~お清平(約3時間15分)
▼ご来光は山荘前から見えます。
▼小屋を出て左手の坂から下山します。
▼樹林帯を進みます。
▼分岐を「大ダワ・三峰神社」方面へ進みます。
▼道幅の狭い登山道を下って行きます。
▼大ダワを通過。
▼ここから少し足場が悪くなります。
▼木の根に注意しながら歩きましょう。
▼下山はとにかく「三峰(または三峯)」方面に進みましょう。
▼「三峯神社」方面へ。
▼ガレ気味の道もあるので、自分の安全を確保すると共に、石を下に落とさないように注意しながら歩きましょう。
▼木々の隙間から時々展望もあります。
▼階段を登ります。
▼道が細く、片側の斜面がかなり急になっていますので、滑落に注意して進みましょう。
▼芋ノ木ドッケを通過。
▼森の中を進みます。
▼開けた場所が「白岩山」です。登山道の左手奥側に看板があります。
▼白岩山の看板。
▼「お清平・霧藻ヶ峰・三峰神社」方面へ。
▼シラビソに囲まれた登山道を進みます。
▼白岩小屋(※閉鎖されている小屋)が見えてきました。
▼小屋の周りは広いので休憩場所に適しています。
▼白岩小屋からの展望。
▼簡易トイレもあります(※緊急用と考えた方がよいでしょう)。
▼三峰神社方面へ下ります。
▼前白岩山を通過。
▼前白岩の肩を通過。
▼前白岩の肩からお清平までの道は、急な下りや岩場が続きますので注意が必要です。難所はありません。
▼お清平に到着
お清平~三峯神社(約2時間)
▼樹林帯を進みます。
▼霧藻ヶ峰休憩所。売店があります。
▼休憩所からの眺め。
▼休憩所の先に秩父宮御夫妻のレリーフがあります。
▼さらに先にトイレ・ベンチがあります。
▼地蔵峠に向かって進みます。
▼地蔵峠を通過。
▼三峰神社方面に進みます。
▼また植生が変わってきました。
▼炭焼平を通過。
▼三峰神社方面へ進みます。
▼トラバース道を進みます。
▼鳥居はくぐらずに左手の道を進みます。
▼次の鳥居をくぐって林道に出ます。
▼林道を三峰神社方面へ進みます。
▼ここからは舗装された道を歩きます。
▼林道を進んで行くと、レストラン・売店などがあります。
▼そのまま道なりに進んでいくと三峯神社があります。
▼レストラン・売店のある道を左手に下りて行くと、バス停・トイレがあります。
▼バスの終点「西武秩父駅」に、入浴施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」があります。
★レポーターメモ★
・三峯神社から出ている西武秩父方面のバスは、途中の「三峰口駅」が終点のバスもありますので注意しましょう。西武秩父駅までの運賃は950円(ICカード利用可能)です。
「西武バス」ホームページ
・祭の湯では食事や買い物も楽しめます。
「西武秩父駅前温泉 祭の湯」ホームページ
★トイレがある場所★
奥多摩駅、鴨沢、小袖乗越駐車場、七ツ石小屋、雲取山荘、白石小屋、霧藻ヶ峰休憩所、三峯神社、西武秩父駅
★注意★
・雲取山への日帰り登山は上級者向きと考えましょう。初心者は1泊2日での山行をおすすめします。
・標高が2000mを超える山となりますので、気温差を考慮した服装・装備をしっかりと準備しましょう。
・行動時間が長くなるため、水分や食料に余裕を持って登りましょう。ヘッドライトも忘れずに。