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レポートReport

「山コン・トレッキング in 南会津」取材レポート

掲載日:

2015年07月21日

イベントレポート

2015年7月4日(土)~5日(日)に開催しました、山をもっと好きになる、山で新たな出会いを!『山コン・トレッキング in 南会津(2日間)』のレポートをお届けします。

山を楽しみながら、新たな出会いを作る“恋山プロジェクト~山コン~”。
今回訪れる場所は、大自然と食と温泉をとことんたのしむ福島県「南会津」です。

▼バスは朝7時半に新宿を出発。

▼座席は最初から初対面の男女が隣同士になりますが、登山という共通の趣味があるためか、車内は出発間もないのにも関わらずとっても賑やか♪

▼途中、黄色い建物のはちみつ専門店「ハニー牧場」に立ち寄りました。

▼店内にはたくさんのはちみつが並んでいます♪蜂蜜をお好きにトッピングしてお楽しみいただけるソフトクリームは大人気!

▼はちみつの試食をしながら会話も弾みます♪

▼再びバスに乗り込み、南会津へ向かいます。車内では、最近登った山や、登りたい山など山の話題が多く聞こえてきました。

▼“古民家れすとらん”として旬の地物食材をふんだんに取り入れた郷土料理や創作料理を提供する「山王茶屋」に到着。

▼立派なかやぶき屋根のお店です。

▼と、そこに!皆さんを歓迎するために、南会津のゆるキャラ『んだべぇ』が登場してくれました♪『んだべぇ』は食べることが大好きな食いしん坊の妖精!南会津の観光大使です。

▼笠と雪靴を着用しているのは、南会津の寒さを耐え忍ぶ先人たちの知恵を取り入れたらしいです。今日は、南会津特産の「南郷トマト」も持ってきてくれました!

▼『んだべぇ』、みんなとの初対面にかわいい笑顔をふりまきます♪

▼すぐに人気者♪

▼これから南会津を満喫する皆さんと、『んだべぇ』ご満悦の記念写真!

▼古き良き時代を思わせる風景。

▼お昼ご飯は、会津名物のソースカツ丼をいただきました!たっぷりの千切りキャベツと甘くさっぱり仕上げたソースがトンカツに絶妙にマッチ!

▼店内には、囲炉裏もあります。開放感と閉塞感が同居する古民家独特の雰囲気、都会では体験することのできない、心の深層に染み渡る懐かしさを感じます。

▼食後に周辺を散歩すると、梅雨空の下、あじさいが満開でした。また、ここでは、藍染体験もできます!

▼まるで日本昔ばなしの風景。

▼お昼ご飯後は、2台のマイクロバスに分かれて、『駒止湿原』に向かいます!

▼季節ごとの花が咲き誇る、ブナ林に囲まれた自然豊かな国指定天然記念物『駒止湿原』。どんなお花に出会えるか楽しみです♪

▼登山口に到着。

▼四季の代表的なお花の写真と名前が紹介されています。

▼トレッキングスタート♪5分ほどブナ林を歩くと、湿原が現れます。

▼さっそく、ニッコウキスゲが出迎えてくれました♪

▼ヒオウギアヤメとニッコウキスゲ。

▼ニッコウキスゲの見事な群生♪

▼コバイケイソウも湿原を華やかにしてくれています。

▼お花畑をのんびり歩きます。

▼白いのはワタスゲ。白い綿毛は花ではなく果穂です。

▼ミズゴケの植生が素晴らしく、豊かな高層湿原が広がります。

▼山コンのトレッキングは、必ず男女男女でお並びいただきます!

▼植生が変化するところも湿原歩きの面白さ。

▼湿原の折り返しの林道は、会話を楽しみながら駐車場まで戻りました。

▼宿泊場所の『うさぎの森オートキャンプ場』に到着。豊かな自然の中でのんびりと過ごせる快適なキャンプ場です。

▼皆様には、素敵なコテージにお泊りいただきます♪

▼室内は、木のぬくもり溢れる落ちついた空間でとても快適にお過ごしいただけます。

▼夕食のバーベキューまで少し時間があったので、しばらくは自由時間!こちらのキャンプ場は、名前のとおりかわいい“うさぎ”がたくさんいるんです。

▼おいしそうにモグモグ葉っぱを食べています♪

▼15名ほどのこちらの皆さんは、子供のころの外あそび“だるまさんがころんだ”を始められました!あまりの懐かしさのせいでしょうか、みんなでルールを思い出しながら楽しんでいらしゃるのが印象的でした。

▼体育館では、バトミントンやバスケットなど、みなさんかなり本気モードで楽しまれていました!

▼南会津町の方々による、心のこもった夕食のバーベキューの準備は、着々と進んでいます。

▼午後18:00。炭火も最高の状態で、皆様をお迎えします。

▼冷たく冷えた南会津の美味しい地酒もたくさん用意していただきました!

▼南会津町には、4つの酒造所があります!こちらは、“国権酒造”の『てふ』。「てふ」とは「蝶」のことです。

▼こちらは、“開当男山酒造”の季節限定品夏バージョンの『山王丸』。ブルーの瓶が夏の涼しさを演出!

▼乾杯は、国権酒造の純米大吟醸『てふ』。ふくらみのある吟醸香、ほんのりとやわらかな甘味とサッパリとした酸味のバランスが絶妙で、後味のすっきりとした上品な味わいのお酒です。なかなか手に入らない貴重なお酒だそうです。

▼乾杯のご挨拶は、南会津町観光物産協会の渡部様より“南会津町の自然、お酒、温泉、人、特産品をとことん満喫していただきたい!”と地元愛のこもった熱いメッセージをいただきました。そして最後に、【南会津町乾杯条例:乾杯は南会津の地酒で】のご紹介♪

▼皆様、地元産品を愛する“南会津町乾杯条例”の話を楽しそうにお聴きになられていました。

▼乾杯はこちらのおちょこ。なんと、記念にいただけるとのこと!

▼キンキンに冷えた、純米大吟醸「てふ」が注がれます。

▼南会津町、山コンに乾杯!“おいしいー!”“のみやすい!”“さわやか!”“美味すぎる”など絶賛の声があちこちから聞こえてきました。

▼地元の方が焼いてくださった、「岩魚の塩焼き」♪

▼「岩魚の塩焼き」や地元の野菜、特産品とともに味わう清らかで深い味わいの南会津の地酒は、最高です!是非一度お試しいただきたい自慢の味です!

▼8名ずつのチームに分かれて楽しいバーベキュースタート!

▼こちらは、南会津特産の肉厚な“しいたけ”♪

▼朝晩の寒暖が厳しい南会津で採れるアスパラはみずみずしくて甘く、触感がいいのが特徴です。

▼食材もたくさんご用意していただきました!

▼しっかりとした甘さとさらりとした口当たりの“桃太郎トマト”を贅沢に搾った、南郷トマトジュース!くせになる美味しさです!

▼バーベキューは自然と男女の距離がぐっと縮まります。

▼「アスパラ甘い!美味しい!」「しいたけ最高!」など皆さん大満足のご様子。

▼しいたけに醤油を垂らすと、香ばしい香りが広がります!

▼こちらのラベルデザインが素敵な『ゆず酒』と『うめ酒』も大人気で、すぐになくなってしまいました。

▼夕食の会場セッティングから地酒や食材の調達、岩魚の塩焼きまですべての準備をしていただき、温かいおもてなしをしてくださいました、南会津町の皆様。本当にありがとうございました!

▼皆様、お酒もかなり飲まれているご様子でした!

▼デザートは、マシュマロを遠火で焼いてトロトロにしていただきました♪

▼楽しいバーベキューの後は、七夕も近いこともあり、キャンプ場の広場から満天の星空観賞の予定でしたが、残念ながら曇り空。気持ちを切り替えて、懇親会へ!

▼懇親会の最後、みなさんには、お気に入りの異性を3名まで書いて投票いただきます。この投票結果は翌日のトレッキング時の最初のグループ分けに反映されます。

▼昨晩から朝方にかけて強い雨が降っていたのですが、朝は止んでくれました。

▼2台のマイクロバスに分かれて乗車し、田代山登山口へ向かいます。
田代山は、標高1971m。尾瀬国立公園で世界的にも希な台形状の湿原を有する自然の宝庫。期待で胸が高鳴ります♪

▼登山口に到着後、おいしい地元産のお惣菜とおにぎりのお弁当をいただきました。

▼トレッキング前に準備体操。体操ももちろん男女ペアで行っていただきます。

▼田代山のご案内役として、南会津町舘岩地区の方3名が一緒に登ってくださいました。

▼登山口は美しい渓流が流れています。

▼橋を渡って、山頂までは約2時間の登りです。

▼オオシラビソ、コメツガ、ハイマツなどの亜高山性樹林帯など、多種多様な生態系の山です。

▼1時間半ほど登ると、視界が開けてきました。

▼小田代湿原に到着です!

▼ワタスゲやコバイケイソウ、かわいらしいタテヤマリンドウ、イワカガミを見ることができました。

▼山頂までは、約30分、さらに登ります。途中、日光連山などの景色を楽しむこともできます。

▼まもなく山頂の湿原に到着です。

▼すばらしい景色が広がります!!!!南会津町舘岩地区の方によりますと、今年は、ワタスゲとタテヤマリンドウの当たり年とのこと。

▼昨晩降った雨のせいでしょうか、広大な湿原の苔や緑がとても鮮やかに輝いていました。高山植物を楽しみながらのんびりと歩く湿原は、まさに「雲上の楽園」♪理屈抜きで感動します!

▼目の前に会津駒ヶ岳が見えました!

▼タテヤマリンドウ。花の特徴は、茎先に長さ1センチから2センチの小さいかわいらしい筒状鐘形の花を1輪つけることです。

▼全員で記念写真!

▼広い!!!!

▼雄大な眺望も魅力です!

▼下山は約1時間半ほど。登山道のキノコや植物も観察しながら駐車場まで歩きます。

▼ゴゼンタチバナ

▼ギンリョウソウ

▼スタート地点の登山口に戻ってきました。

▼2日目のお昼ご飯は、そば処『曲屋』でいただきます。

▼皆さんに、南会津自慢の会津蕎麦を召し上がっていただきます!

▼趣のある古民家。太い梁が通り曲屋の内部を生かす店内。

▼南会津地方の郷土食「ばんでい餅」。「ばんでい餅」はうるち米を練って作ったものに、じゅうねん味噌(=えごま・味噌・砂糖などで作った、甘辛いたれ)がぬってあります。とっても美味しくいただきました。

▼自家栽培、自家製粉による舘岩そば粉100%の手打ちそばを味わうことができます。質の良い十割そばは、絶品です!
※前沢曲家集落のある南会津町舘岩地区は、そばの名産地として知られる南会津全域の中でもとりわけそばの栽培に適した気候であると言われているところです。

▼ここでは、各自、ビールやそば湯ゼリー、和風パフェなどもご自由にお召し上がりいただけます。

▼窓際の席からは、エメラルド色にみえる川「舘岩川」を眺めながらゆったりとお食事を楽しめます。

▼皆様、味もボリュームも大満足のご様子♪

▼食後に出かける“前沢曲屋集落”の散策マップをチェック!
曲家(まがりや)とは、その文字の通り、L字に曲がった住まいのことです。手前の突出部には、生活(農耕や運搬)に欠かせない大切な牛や馬を、そして奥の建物は人の生活空間として、牛・馬と人とが同じ家の中に暮らしていました。そしてなんと現在も、集落23戸のうち半数近くが曲家を維持して生活しているのには皆様驚きのご様子でした。

▼舘岩川にかかる橋を渡ればすぐに前沢曲屋集落です。

▼舘岩川

▼前沢曲家集落のはじまりは、文禄年間(1592年?1595年)に、只見川流域を拝領した横田城主・山内氏勝の家臣である小勝入道沢西という人が、主人・氏勝が滅んだのちに当地に移り住んだとされ、「中世に会津武士が拓いた集落」として地元の人々に言い伝えられています。

▼映画にできてきそうな時代を感じる懐かしい景色に癒されます。

▼曲屋のある風景に咲く、花菖蒲(はなしょうぶ)

▼水の流れる音とリズミカルな杵の音がのどかさと憩いを感じさせてくれます。

▼こちらの曲家資料館は、実際の曲家を利用しており、中に入って昔の農家の暮らしぶりを体感できる施設です。
 民具の展示、いろりを囲んだ内部の空間、大黒柱や梁の大きさなど、豪雪地であるこの地域で百年来の風雪に耐え、時代の流れに対応してきた暮らしの知恵を探ることができます。

▼中に入ると皆さん、小学生の社会科見学のようにワイワイ楽しんでいらっしゃいました。

▼熊の敷き皮!男子のテンションがなぜか上がります(笑)!

▼囲炉裏を囲んで、夫婦を演じていただきました!すばらしい演技力!衣装がないのが残念(笑)

▼曲屋資料館を出たら、のんびり散策♪

▼前沢産地物、無人販売所。行者にんにくの芽や、手続きりキーホルダー、目薬の木の皮、キハダ、持ち手までしっかりと作られた新聞紙の手作りエコバックなど、都会ではなかなか見られない品々が売られていました。

▼古いガチャポンもありました♪男性陣は興味津々。お金をいれてガチャガチャ!

▼出ました!中身は、なんとクールな腕時計でした(笑)

▼手作りの“ぞうり”も売られていました。細かい手仕事と、作り手のぬくもりを感じます。

▼おみやげにもぴったり!かわいらしい雪国ならではのわら靴♪

▼“日本蜂蜜の巣箱”が売られていいたりする個性的な販売所、老松や薬師堂、鹿島神社などみどころもいろいろあります。

▼まさに、日本のふるさとの風景がここにあります!

▼散策後はバスを走らせ、“道の駅たじま”へ向かいます。南会津の地元特産品の地酒や、農産物、山菜などが豊富に揃っていますので、おみやげをご購入されるのにはおススメの道の駅です。

▼ソフトクリームも大人気です♪山ぶどうや、アスパラ、トマト味といった地元ならではのお味が特に人気!

▼皆さんが多く召し上がっていたのは、めずらしいアスパラとトマトのベジタブルミックス♪甘すぎず、野菜ジュースのようなさわやかな口どけが特長です。皆さん、美味しいとぺろりと平らげていらっしゃいました。

▼1日目のバーベキューの時に、ふるまっていただいた、おいしい地酒各種もこちらで購入できます!

▼七夕まであと二日★願いを書いた短冊をつけている方もいらっしゃいました。

▼屋外テントには、新鮮な農産物や特産品などがずらり!

▼ここで2日間、心のこもった素晴らしいおもてなしで温かく迎えていただきました南会津町の渡部様より最後のご挨拶をいただきました。皆様からは、感謝の惜しみない拍手が続きました。

▼すべての行程を終え、バスの中でのイベント、登山と今回の訪問地「南会津」に縁のある問題に答える「山コンクイズ」、そして「カップル発表」を残すのみとなりました。まずは山コンクイズ。成績上位者にはプレゼントが当たるということもあり、皆さん真剣に取り組んでいます!15分の時間制限の終了の声に、“えーーーーっ!!”というやんちゃな生徒達も(笑)

▼そして運命のカップル発表!今回は3組のカップルが誕生しました。
カップルになられた3組には、思い出の地『南会津』に是非もう一度お越しいただきたいという思いが込められた『南会津アストリアホテル ペア宿泊券』と、『南会津特産 さくらそうめん』をプレゼントさせていただきました!おめでとうございます!
こちらのお二人は、「とにかくお互いフィーリングが合いました」という自然体の爽やかカップル。

▼こちらのお二人は、男性の気さくで優しい人柄に、自然とお互い魅かれたという、ほのぼのカップル。

▼こちらのお二人は、お互い誠実な人柄に魅かれましたという、素敵な大人のカップル。

▼さくらそうめんは、桜の花を麺に練りこんだピンク色の春のそうめんです。

▼そして、なんと!最後に、皆様にうれしいお土産がありました!そうです、ちょうちょのデザインがかわいい地酒「てふ」をプレゼント♪車内に歓声が響きます!

▼「んだべぇ」のかわいいフェイスタオルと、そばの実をじっくりと煎った香ばしいそば茶も一緒にいただきました。素敵な旅の思い出話がまたひとつできました♪

▼今回の山コン開催地の『南会津』では、一年を通じて季節毎に様々なイベントが開催されます!7月22日(水)~24日(金)には、日本三大祇園のひとつに数えられる『会津田島祇園祭』が開催されます。また、写真も多く掲載されているわかりやすいトレッキングマップ【南会津からはじまる山歩き『はいとれ』】や、南会津のとっておきの情報(自然・食・温泉・イベント・特産品など)がぎゅぎゅっとつまった詳細パンフもございます!ぜひ、南会津町をたのしむ旅にお出かけの際には、お手にお取りください!

今回は残念ながらパートナーにはならなかった方からも、「今後もつながる山友達が出来てよかった!」「夏山に行く仲間が見つかりました!」「LINEのグループを作ったのでこれからもみんなと交流を深めていきます!」「またみんなで南会津を訪れたい!」「すばらしい出逢いに感謝!!」など嬉しい声もたくさんいただきました。

そう、恋人だけでなく、一生の山友達(ヤマトモ)、仲間を見つけることができること、開催地「南会津町」との縁や絆も、末永く繋がっていくことも山コンのすばらしいところです!

今後も山コンは続いていきます。
山コンに参加してみたい男女、そして自分たちの地元で山コンを開催したい自治体関係者の皆様、ぜひ、山コンのインフォメーションサイトをチェックしてみてください!

山コンサイト
http://yamacon.info/

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