焼岳（新中の湯ルート）｜ 山ガールのための山歩きガイド
登りわずか3時間で目の前に穂高連峰をはじめとした名峰が見渡せる、北アルプス入門の山として大人気の焼岳（やけだけ）。その特長といえば、硫黄で黄色くなった岩の隙間から噴煙が立ち上り火口やカルデラ湖が見下ろせる活火山ということ。常にシューシューと熱いガスを噴き出す姿は山の生命を感じます！
- エリア：
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甲信越・北陸
- ジャンル：
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日帰り
- レベル：
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初心者〜初級者
- 歩行時間（休憩含まず）：
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5時間／新中の湯登山口～焼岳北峰（ピストン）
- 歩行距離：
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6.4km
- 最大標高差：
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848m（最高地点：北峰2444m、最低地点：新中の湯登山口1596m）
- アクセス：
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マイカー：国道158号線10号カーブ過ぎに新中の湯登山口駐車場(約15台)あり
バス：さわやか信州号（バス）で「中の湯」バス停下車
新中の湯登山口～広場（80分）
登山口駐車場から道を挟んだところに小さな登山口があるのでそこからスタート！はじめはつづら折のゆるやかな森の道。少しすると木の根の階段や石の段差がたくさん出てきて少しきつくなり、広場に出るまでは一本調子の登りです。周りの木々や植物を観察しながら歩きましょう！
駐車場の様子
登山口の控えめな標識
火山の注意喚起
トレイルは狭めです
ギンリョウソウを発見
雨の後は滑りそうなところ多数
雷に打たれたのかな
木々の間から焼岳の頂を発見！
★レポーターメモ★
・登山口にはトイレがありません。近隣施設で済ませておくこと
・登山口で十分にストレッチをしてから登りましょう
広場～焼岳北峰（100分）
ここからはずっと目指す頂を見つめながら進めるので気分がアガります！残雪や高山植物を楽しみながら一気に標高をあげていきます。紅葉のシーズンも最高です。
稜線に出たらとても美しい色のカルデラ湖正賀池と火口が眼下に広がります。ここからは北アルプス感抜群の岩場を進むうえにあちこちで噴煙があがっているので十分注意していきましょう。頂上では360度の絶景を楽しめます。
撮影スポットとして大人気の広場からの焼岳
時期によっては残雪もちらほら
森林限界を超えると見通しが良くなります
クマザサの絨毯の中、ゴツゴツの岩を目指します
コイワカガミがそこらじゅうに咲き誇っていました
それを越えるとあとは岩の世界
噴煙もしっかり確認できます
そして稜線上に立つと絶景のご褒美！
カルデラ湖
噴煙のすぐそばを進みます
ここが一番危険なところ
他ルートからも合流してとても混み合う最後の登り
山頂到着！上高地を見下ろします
穂高連峰
振り返ると乗鞍岳も見えます
山頂で山ゴハンを楽しんだりもオススメです
みんな北アルプスを見つめてのんびり
★レポーターメモ★
・天気の良い日はずっと日差しを浴びることになるので気を付けましょう
・クマザサゾーンは道が細いので休憩は邪魔にならない場所で
・噴煙を覗き込まないこと
・トイレや山バッジなどの売店は上高地側に40分進んだ焼岳小屋にあります
焼岳北峰～新中の湯登山口（90分）
下りは時間に余裕があれば上高地に下りる事もできます。タクシーで新中の湯登山口まで4000円ほどで送ってもらえます。ピストンで戻る場合は下りやすい道なので問題ありません。
歩いて来た道のりを見下ろしてみます
登攀禁止の南峰
振り返って見上げる
樹林帯まで下りて振り返る
★レポーターメモ★
・下山時、猿の家族がいることもあるので帽子やサングラスに注意
・ピストンの場合、トイレ水場がないので注意（※簡易トイレ持参をお勧めします）
★寄り道スポット★
ひらゆの森
1万5000坪もある大きな温泉と食事と宿泊が出来る複合施設です。
色んな種類のお風呂があって、様々な美味しい料理を頂けるレストランがあるので、オススメです
★水場・トイレ情報（※今回のルート上にはありません）★
焼岳小屋（6月上旬～10月下旬まで営業）
※焼岳北峰より新中尾峠方面に約40分
★休憩、展望など★
休憩は広場ポイントがオススメです。その後は稜線直下で邪魔にならないように小休止を。森林限界を超えてからはずっとどこを見ても絶景なので、ゆっくり楽しみながら歩きましょう
