「山トモ・トレッキング in 木曽御嶽山」取材レポート
- 掲載日:
2016年11月07日
イベントレポート
2016年10月1日(土)~2日(日)に開催しました、~大人の青春は、山にある。~山ガールネット×木曽町観光協会『山トモ・トレッキング in 木曽御嶽山(2日間)』の取材レポートをお届けします。
▼“一緒に山に登る友達を作る”を目的とした今回のツアー「山トモ・トレッキング」は初開催の企画です。
▼新宿を出発したバスは、途中「茅野駅」も経由。ここで合流する参加者も乗せ、今回登山をする「木曽御嶽山」に向かいます。バス車内では、登山ガイドの田村さんが、春に木曽御嶽山に登った時の写真を見せてくれました。
▼この時は雷鳥も見れたそうです。
▼木曽御嶽山へのアクセスに便利な「御岳ロープウェイ」にて、木曽町観光協会の須藤様と松永様にご挨拶いただきました。
▼登山前に、ロープウェイ乗り場に設置された献花台にて、2年前の噴火で犠牲になられた方々のご冥福を祈り、献花をしました。
▼御嶽山噴火災害により、地域経済に大きな影響が生じている木曽地域を、「木曽を訪問する」「木曽に宿泊する」「木曽の物産を購入する」「木曽の情報を発信する」など「自分でできること」で木曽地域への応援に協力しようという趣旨で行われている“つながろう木曽応援運動”。そのシンボルマークがこちらです。
▼つながろう木曽応援運動の一環として実施されている「恵みの水を山小屋へ」キャンペーン。木曽町で採水されたミネラルウォーターを麓で購入し、噴火の影響で水を引くことが出来ない山小屋へ届ける支援活動です。
▼今回の参加者の皆さん全員にご協力いただきました。
▼麓の鹿ノ瀬駅から終点の飯森高原駅までは、全長2,330m、標高差580mを片道約15分で往復運行しています。
▼ゴンドラにも“つながろう木曽”マークが付けられています。
▼この日はあいにくの天気で展望がほとんどありませんでしたが、晴れていればこのような景色が見られます。
▼登山前の準備運動。
▼はじめて木曽御嶽山に登る方がほとんどということもあり、皆さんとても楽しそうです。
▼沢を見上げた風景。周囲の木々が紅く色付きはじめています。
▼田村ガイドのペースに合わせてゆっくりと登っていきます。
▼紅葉をパチリ!
▼田村ガイドや観光協会の松永さんから、登山道脇に生息する植物の説明を聞きながら登ります。
▼登山道に落ちている落ち葉の量も、上に行くに従い増えてきました。
▼とても鮮やかな色のきのこを発見!
▼八合目まではもうすぐ。
▼八合目の女人堂に到着。女人堂では紅葉の季節限定バッジが販売されていました。
▼同じ趣味を持つ者同士、仲良くなるのに時間は掛かりません。
▼女人堂のご主人が着られていたTシャツが、女性の皆さんからカワイイと好評でした。噴火前に山頂付近の小屋で販売されていた物だそうです。
▼ナナカマドの実も紅く色付いています。
▼八合目にある「杖洗の石」。ここから先は神の領域です。
▼女人堂のすぐ上にある阿波ケ岳霊神場。
▼たくさんの霊神碑。
▼時々霧が晴れて、山頂付近の稜線が見えます。
▼本日のゴールとなる九合目を目指します。
▼再び辺りは白い霧に包まれます。
▼登山道脇の植物もほとんどがハイマツに変わってきました。
▼今晩の宿「石室山荘」まであと800m。
▼この辺りから展望が一気に開けます。
▼こうした鐘を見ると鳴らさずにはいられません。
▼クロマメの実。
▼青空も時々見えるようになりました。
▼背後には雲が立ち込めています。
▼しばし歩みを止めて雲の動きを眺めます。
▼雲が取れると、美しい紅葉が顔を覗かせます。
▼石室山荘が見えてきました。
▼本日の宿「石室山荘」に到着!
▼石室山荘の中央を登山道が貫いています。
▼ここで麓から持ってきたミネラルウォーターを山小屋へ渡します。
▼夕食は酢の物や天ぷらに海の幸が使われていました。
▼そばも美味しかったです。
▼カンパーイ♪
▼木曽町観光協会の須藤様より地酒の差し入れもありました。
▼地酒「中乗さん」「七笑」「木曽路」。
▼3本の地酒を飲み比べ。
▼続いては星空観賞の時間です。現地の方からの説明を聞きながら、木曽町で撮影された星の写真を見たり、実際の星空を眺めたりしました。
▼ここで「恵みの水を山小屋へ」キャンペーン参加者に贈呈される記念証を受け取りました。
▼懇親会は、山小屋に偶然いらっしゃった強力の倉本さんから歩荷の道具を見せていただいたり、正調木曽節を聴かせていただいたりと、消灯間際まで盛り上がりました。
▼朝食会場。
▼朝食。
▼この日はあいにくの雨でしたが、晴れていれば山荘前からこのような素晴らしいご来光が見れます。
▼レインウエアを着て、出発の準備を整えます。
▼雨と風が強く吹き付けます。
▼剣が峰方面は立ち入り規制が続いているため、二ノ池方面へ向かいます。二ノ池は日本最高所にある高山湖です。
▼霧でよく見えませんが、二ノ池には大量の火山灰が混入しているため、今も石室山荘をはじめとする山小屋では、二ノ池の水を使用することが出来ません。
▼雨は弱まってきたものの、周囲は真っ白なままです。
▼積み上げられた石や地蔵が無数にある「サイノ河原」を通過します。
▼摩利支天乗越を経由して、五の池小屋を目指します。
▼本来背景には三ノ池が見えるはずの場所で記念撮影♪
▼濁河温泉方面へ下山する前に「五の池小屋」で休憩を取ります。
▼ここではケーキも食べられます。
▼休憩が終わって出発する頃、五の池が姿を現しました。
▼濁河温泉に向けて下り始めると、どんどん天気は回復傾向に。
▼標高2,450mの「おたすけ水」で休憩します。
▼おたすけ水からさらに30分下ると、御嶽山山頂方面が見える「のぞき岩」があります。山頂は少し雲に隠れていましたが、それでも青空に映える紅葉が綺麗でした。
▼蛙岩などの奇岩や道端に生えるキノコやヒカリゴケなどを楽しみながら、濁河温泉へと下っていきます。
▼沢まで下りてきたらもうすぐゴールです。
▼五の池からの長い下山が終わりました。疲れもありましたが、皆さんの顔は達成感で一杯です。
▼下山した場所から歩いてすぐの「旅館 御岳」で、入浴と昼食タイムを取ります。
▼とても清潔感のある施設で、気持ちよく過ごさせていただきました。
▼昼食はカレーライスでした。
▼売店には下呂の地酒がたくさん販売されていました。
▼ゆっくりと休息を取った後、バスに乗り込み、帰路につきます。東京へ帰る前、最後に立ち寄ったのは、「道の駅 日義木曽駒高原」。
▼美味しそうな松茸が販売されていました。
▼松茸汁とはいきませんが、キノコ汁が絶品でした。
▼松茸ごはんや木曽牛バーガーなど、地元食材を使ったメニューがたくさんありました。
▼選んだ一品は、木曽牛コロッケ。食べごたえのある大きさと、もっちりとした食感が何とも言えません。
▼各種お土産と地酒も豊富に取り揃えられています。
▼二日間、大変お世話になりました木曽町観光協会のお二人ともここでお別れです。
▼最後に木曽踊保存会の方から、「正調 木曽節」の唄のサービスもありました。
▼「道の駅 日義木曽駒高原」を出発したバス車内では、木曽町と登山の問題を混ぜた「山トモクイズ」を実施。
▼成績上位者の皆さんにはプレゼントを贈呈させていただきました。
▼途中の茅野駅で、茅野駅合流の参加者、田村ガイドとお別れし、東京へ。
▼参加者全員には木曽町観光協会様よりプレゼントが!
ご参加いただきました皆様には、“山トモをつくろう”のコンセプト通り、たくさんの山トモを見つけてお帰りいただけたのではないかと思います。
また、御嶽山は年内の登山シーズンは終了しましたが、御岳ロープウェイは11月6日まで運行していますので、秋の散策にぜひご利用ください。
来年は7月1日より木曽御嶽山の登山シーズンが始まります。