【山ガールチャレンジ】憧れのアルプスに行きたい方のための『はじめてのアルプス登山セミナー』机上レポート

掲載日：: 2017年06月27日

イベントレポート

山ガールチャレンジにて6月15日（木）に開催されました、今年の夏、憧れのアルプスに行きたい方のための『はじめてのアルプス登山セミナー』机上レポートをお届けします。

2500～3000M級の山々のアルプスにチャレンジするための高山の基本知識や注意点、装備やウエア、アルプス登山計画・山小屋の過ごし方、山ガールネットで開催されるおすすめのコース（アルプス燕岳、槍ケ岳、奥穂高岳、南アルプス　北岳（日本第二位の高峰））を紹介。

▼講師は、アドベンチャーガイズガイドチームの杉本水生（スギモト　ミズキ）氏。
まずはじめに、快適で安全にアルプス登山を楽しむためにはまず自分を知って、実力にあった山を選ぶことが大切と教えていただきました。
※もちろん、誰でもはじめは不安ですから、登山講習会やツアーに参加されるのも選択肢の一つです。

▼バックパックは、2泊3日を想定した場合、40リットル程がおすすめ。写真は、ミレーの定番〔MILLET ／SAAS FEE（サースフェー） 38＋5 LD〕。※ちなみに、サントリー天然水のCM『奥大山』のメイキング映像を見ると宇多田ヒカルさんが使用していたのは同じモデルの〔MILLET ／SAAS FEE 28＋5 LD〕の様ですね。

▼アルプス登山には、必ず上下セパレートタイプのレインウエアを持っていきましょう。急な天候の変化も珍しくありません。防寒着、防風着としても活躍します。

▼アルプス登山に向けて、悩むのがトレッキングシューズのソールの硬さ。山小屋縦走、テント泊山行、岩場などを歩くなら、硬めのタイプがおすすめ。硬い方がより重たい荷物に耐え、様々な路面の状況に対応できるようになっています。若干重く、慣れれるまでに少し時間がかかりますが、アルプス登山には適しています。※購入の際は、店舗のスタッフの方に行きたい山をしっかりと伝えて相談しましょう。

▼アンダーウエアは肌に一番近い大切なアイテム。少々値段が高くても高機能なものがおすすめです。ベースレイヤーは、ウールブレンドで快適＆着心地の良いタイプもアルプス登山ではおすすめ。
※ウールには、保温性と消臭効果があります。

▼大切な防寒着。寒暖差が激しいアルプス登山。薄手の保温性の高いフリースや、ダウン、行動中も着用できるハイブリットタイプもおすすめ。山では基本、レイヤリング（重ね着）で体温調節を行います。寒くても暑くても体力や水分を失います、こまめなレイヤリングを心がけるのが大切。靴下も重要。肌触りのよいメリノウールや吸汗速乾性の化繊、混合タイプなど素材は様々。最近は、3Dソックスとして左右の足型に合わせた立体裁断を採用した、より足にフィットするタイプも増えてきています。

▼夏に重宝するアームカバー。紫外線カットはもちろん、防寒用としても使いやすいアイテムです。グローブもトレッキング中に着用するグローブとは別に、雨用に防水のオーバー手袋やレイングローブがあると便利！急な雨でも濡れずに冷えずにすみます。

▼その他、アルプス登山でのスキンケアは、コンパクトで軽量にすることがポイントです。山では水が大変貴重でお風呂がないところも多いので、デオドラントボディシートやウエットシートなどは大活躍。また、紫外線が強く、乾燥するするのでその対策もしっかりと行いましょう。

山でのトレイセットは、防水性の袋に、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、デオドラントボディペーパー、携帯トイレ、ハンディスコップなどを入れて皆様それぞれ工夫されています。自分なり使い勝手のいいように楽しくアレンジしてみましょう！そして、さっと取り出せるところに入れておきます。

※スキンケアもトレイセットでも密閉袋（ジップロック）は大変重宝します。サイズの異なる袋をいくつかもっておくのがおすすめです。
※ネピアおしりセレブ WET／シャワーがなくても、しっとりスッキリ。流せるウエットタイプのトイレットペーパー
※手ぬぐいは乾きやすいですし、軽いので1枚持っているといろいろと役立ちます。
※山のトイレの際、人目の気になるところでは、折り畳みのトイレやツェルトを活用するのもありです。