【山ガールカレッジ】初心者向け登山教室『ゆっくり楽しむ山歩き(4)<プランニングと安全管理>高水三山』実習レポート
- 掲載日:
2019年01月08日
イベントレポート
女性のための登山教室「山ガールカレッジ」にて12月16日(日)に開催されました『ゆっくり楽しむ山歩き(4)<プランニングと安全管理>高水三山』実習取材レポートをお届けします。
女性のための登山教室「山ガールカレッジ」にて12月16日(日)に開催されました高水三山実習取材レポートをお届けします。
歩きやすく変化に富んだ登山コースで人気のある奥多摩・高水三山(高水山(759m)、岩茸石山(793m)、惣岳山(756m))のアップダウンのあるプチ縦走を、プランニング(計画)意識しながら安全に山歩きを楽しむ基本を学んできました。
【実習コース:軍畑駅~高水山~岩茸石山~惣岳山~JR御嶽駅(歩行時間:4時間程/標高差:約550m(累積標高/登り 783m・下り 792m)】
※コース参考:山ガールのための山歩きガイド
>>高水三山(たかみずさんざん)
▼ご希望の方には、女性向けアウトドアフィットネスシューズ「TERRADORA(テラドーラ)」をお試しいただきました。女性の足を徹底的に研究して専用の足型で造られてるだけあってフィット感は抜群です。
ソール、アッパー共に、軽くしなやかな素材で造られているため、トレッキングシューズにはない軽さを実現しています。日帰りハイクから旅やヨガ、タウンユースまでカバーします。カラーバリエーションも豊富♪
▼歩き出すまでの待ち合わせなどではとても寒い冬の低山ハイク。皆様しっかり防寒をされていました。ただ、歩きはじるめると暑くなることも珍しくないので脱ぎ着しやすいレイヤリング(重ね着)が基本です。
▼メインガイドの古谷ガイドから、実習の<プランニング(登山計画)>についてお話いただきました。1年でもっとも日の短いこの時期は、日没の時間(16:26)をしっかりと把握しておくことが重要です。万が一日没になっても下山できるようにヘッドランプは必携です。
▼今回の実習では、テーマとして<安全管理>もありますので、地図読みの練習もかねて現在地の確認も随時行います。現在地確認には、高度(標高)がわかる登山用腕時計はとても便利です。
※古谷ガイドが装着しているこちらのモデルは『Seiko Prospex Alpinist(SBEL003)』
▼スタッフが装着しているこちらのモデルは『Seiko Prospex Alpinist(SBEL003)』。スマートフォンとデータ通信を行う機能”Seiko Watch Link”を搭載しています。
≪登山記録をとる手順はこちら≫
(1)事前にアプリで登山計画作成をして時計に同期させておきます。
※アプリにプリセットされている「山と渓谷社」監修の「日本百名山」「おすすめルート」から簡単に登山計画を作成できます。もちろん、カスタムも可能です。
▼(2)登山口に到着したらALTIという標高モードにして登山口となる軍畑駅の標高234mを設定
(3)(2)のままの状態で”PLAN-01-”を右上のボタンで呼び出し、右下のボタンを長押しして、”HOLD”が表示され”REC”という文字が点滅しはじめれば記録開始です。
▼20分ほど、舗装路の渓流沿いの道を歩きます。標識はしっかりしているので安心です。
▼いよいよ登山道へ。冬の凛とした空気が広がります。
▼山の歩き方の基本もレクチャーしていただき、体への負荷を一定にすることを意識しながら進みます。
▼すすきの原♪
▼尾根に出たところで、登山口から何分で登ってこれたのか、標高差はどれくらいか、道が分かれているがどっちにすすんだらいいのかなど、現在地の確認などをみんなで行いました。
▼STAFF装着の『Seiko Prospex Alpinist(SBEL003)』には、登山計画の進み具合を時計に表示する「登山計画達成率」がついています。
青色の部分が現時点での達成率です。予定している登山計画の登り60%、下り約10%を達成しているということがわかります。
少し慣れてくると、1時間あたりに移動する高度差(m/h)を示す登高スピード表示機能と合わせて活用することで、「予定の時間までに目的地に到達できるペースか」を知る目安となり、登山計画のコントロールに役立ちます。また、標高がわかるので現在地の特定要素にもなります。
▼高水山山頂直下の「常福院」にて休憩。秋冬の低ハイクは、急激な温度低下や雨などにくれぐれも注意して、こまめにウエアでの体温調整が大切です。
▼「TERRADORA(テラドーラ)」をお試しをされた皆様と古谷ガイドと伊藤伴ガイドのKEENシューズ♪
※古谷ガイドが履いているシューズのモデルは『ガレオ』
※伊藤伴ガイドが履いているシューズのモデルは『ピレニーズ 』
▼1つ目のピーク(山頂)の高水山(759m)に到着です。高度は気圧で変化しますので、標高が確実にわかるところで補正すると安心です。
▼今朝は冷え込みましたので、立派な霜柱があちこちに。
▼冬の低山では、落葉樹は葉が全部落ちているので大変見通しがよく、森が明るいのも特長です。
▼ふかふかの落ち葉の道。
▼景色が開けてきました♪
▼もうすぐ2つ目のピーク(山頂)、岩茸石山(793m)です。
▼山頂は開けていて登ってきた高水山、奥多摩の雲取山や秩父の山々、見晴らしがよい時はスカイツリーまでも一望しながらのランチが楽しめます♪
▼参加者の方の中には、山専ボトルで熱々のお湯を注いで「カレーメシ」を召し上がってる方もいらっしゃいました。汁を残す心配がいらないので山ごはんにはとても向いている一品かもしれません。
▼全員で元気に記念写真!
▼棒ノ折山、川苔山、丸山など秩父の山々の大パノラマ♪
▼下山前に、特に下りで有効なトレッキングポールの使い方について、古谷ガイドより教えていただきました。トレッキングポールは2本組で使用することが基本です。役割としては、手がかり、足への負担軽減、下りでは膝への衝撃軽減、バランス保持などの大きなメリットがあります。
▼伴ガイドからも、ぬかるみを安全に歩くポイントを丁寧にレクチャーしていただきました。
▼急な下が続くのに備えて登山に大切なアミノ酸(BCAA+グルタミン、アルギニンなど)3600mgと8種類のビタミンが顆粒状で飲みやすく摂取できる「アミノバイタル® プロ」を飲みます。筋肉断裂(筋繊維)を修復してくれる即効性のある「アミノバイタル® プロ」。登山前、下山前、下山後にそれぞれお飲みいただくと、疲労軽減・パフォーマンスアップにより効果的です!
[ 登山のためのおすすめアミノバイタル活用法とは? ]
▼急な下りが続きますので、足の置き場を慎重に考えながら、トレッキングポールを上手に活用しながら下ります。
▼ゆるやかな尾根道やちょっとした岩場など変化のある登山道が繰り出します。
▼3点確保を意識しながら、アスレチック気分も♪
▼ひっそり佇む3つ目のピーク(山頂)、惣岳山(756m))に到着!これで高水三山プチ縦走の3つのピーク(山頂)は制覇しました♪
▼ここで救急セットの紹介や簡単な応急手当と搬出方法のレクチャー。山では、救急セットを常に持っていることはもちろん、自分や仲間の持っている装備でいろいろとアイディアを出し工夫して山でのトラブルに対処していくことも大切だということを教えていただきました。
▼三角巾で足首を固定する方法。
▼ザックとトレッキングポールでけが人を背負うデモンストレーションも見せていただきました。今回の講習をきっけにご自分の救急セットや装備について見直すきっかけになっていただければ幸いです。
惣岳山から御嶽駅までは、景色のよい場所を時々楽しみながら約1時間ほど尾根道を下り、全員無事に日没前に下山しました。
▼最後に高度計付きの登山用腕時計『Seiko Prospex Alpinist(セイコー アルピニスト)』をレンタルされた方に集まっていただき、登山記録(ログ)を振り返ります。
登山記録の終了の仕方はとっても簡単です。ALTIという標高(高度)モードで、右下のボタンを長押しして、”REC”という文字が消えればOK!本日の登山記録を時計で振り返ります♪
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行動時間 7時間2分、登りスピード平均267m/h、下りスピード平均381m/h、消費カロリー 1511kcal、累積標高差(登り 834m・下り 789m)
スタート地点高度241m(9:43)、終着高度257m(16:30)、最高達成高度793m(13:07)※体重+荷物 55kg設定
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また今回、高水三山で歩いた登りと下りのスピードや標高差などを次に行く山の目安とする、一つの基準にするというのははとてもおすすめです。
▼こちらは、スマートフォン専用アプリケーションを介した登山記録画面です。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
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