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レポートReport

【山ガールカレッジ】ゆっくり楽しむ山歩き(2)<快適で安全な山の歩き方>高水三山実習レポート

掲載日:

2017年10月25日

イベントレポート

9月から第2クールがスタートしました、女性のための登山教室「山ガールカレッジ」にて10月15日(日)に開催されましたゆっくり楽しむ山歩き(1)<快適で安全な山の歩き方> 奥多摩・高水三山実習の取材レポートをお届けします。

女性のための登山教室「山ガールカレッジ」にて10月15日(日)に開催されましたゆっくり楽しむ山歩き(2)<快適で安全な山の歩き方>高水三山実習の取材レポートをお届けします。
※山ガールカレッジは、全く登山がはじめてという初心者の方、登山を始めたばかりという初級者の方を対象とした女性限定登山教室です。

歩きやすく変化に富んだ登山コースで人気のある奥多摩・高水三山(高水山(759m)、岩茸石山(793m)、惣岳山(756m))のアップダウンのあるプチ縦走を楽しみながら、快適で安全な山の歩き方の基本をレクチャーします。

【実習コース:軍畑駅~高水山~岩茸石山~惣岳山~JR御嶽駅(歩行時間:4時間程/標高差:約550m(累積標高/登り 783m・下り 792m)】

▼実習前日に、スマートフォンとデータ通信を行う機能”Seiko Watch Link“を搭載している『Seiko Prospex Alpinist(SBEL003)』で実習当日の登山記録を取るために、専用のスマートフォン用アプリケーションで、登山計画の作成をします。
専用アプリケーションには、山と溪谷社監修の「日本百名山+「人気の山(★)」ルートがプリセットされており、簡単に登山計画を作成できます(もちろんカスタムも可能)。今回は、-PLAN-01-に設定し、最後に時計に同期すれば完了です。

▼集合場所であり登山口となる軍畑駅に到着。まず、高度(標高234m)をセットします。

▼次に、専用アプリケーションで作成した登山計画-PLAN-01-を呼び出し、右下のRECボタンを長押しして、”HOLD”が表示され”REC”という文字が点滅しはじめれば登山記録スタートです。※この時、スマホは必要ありません。

▼参加者でご希望の方には、スマートフォン連動ではなく時計本体に登山記録が記録されるタイプの高度計付きの登山用腕時計『Seiko Prospex Alpinist(セイコー アルピニスト)』をレンタル(無料)させていただきました。

▼メイン講師の古谷ガイドより出発前レクチャー及びストレッチをしてからスタートします。はじめてレインウエアを着用される方も多く、少し緊張ぎみのスタートです。雨の実習は、晴れた時との違いを体験できる貴重な機会です。

▼しばらく舗装路を歩きますが、高水三山登山道への標識はところどころありますので安心です。

▼高源寺に到着。レインウエアを着用して歩いてみると、歩き出しは快適でも徐々に暑くなることがわかります。ご自身のレインウエアの透湿性や自分のウエアの機能性を確認するのにもいい機会です。 レインジャケットのフードの調整ができることもはじめて知りました。

▼『Seiko Prospex Alpinist(セイコー アルピニスト)』は、独自機能としてもっとも特徴的なのが登山のペースを表す「登高スピード」表示です。歩きながら、自分がどれくらいの登高スピードで歩いているのかがわかります。ちなみに、現在は、登高スピード280m/h。登り斜面なのでゆっくりめに登っています。
なれてくると、このくらいの斜面だとどれくらいのペースが疲れないのか、自分の体力レベルがわかったり、トレーニングに役立てたりと活用できます。

▼雨で濡れた木の根は特に注意が必要です。ぬかるみもアウトソールのグリップ力の効きが悪くなるので注意です。低山ではよくみられます。

▼歩くスピードは一定ではなく、常に身体への負荷を一定に保つようにすることが大切です。

▼木道も滑りますので焦らずゆっくりと渡ります。

▼岩も滑ります。怖くなったら、重心を落として、極端に歩幅を小さくして一歩一歩慎重に歩くようにします。

▼常に身体への負荷を一定に保つようにゆっくりあるくと1時間以上、疲れずに歩き続けることが自然とできるようになります。

▼霧が立ち込めて幻想的な風景♪

▼常福院に到着。休憩中にすることは、トイレ、エネルギー・水分補給、ストレッチ、ウエアの温度調整。特に、暑い寒いを我慢せずにこまめにウエアを調整を行うようにしましょう。それによって余分な体力が奪われずに済みます。

▼登山時に大切なアミノ酸(BCAA+グルタミン、アルギニンなど)3600mgと8種類のビタミンが顆粒状で飲みやすく摂取できる「アミノバイタル プロ」を飲みます。筋肉断裂(筋繊維)を修復してくれる即効性のある「アミノバイタル プロ」。登山前、下山前、下山後にそれぞれお飲みいただくと、疲労軽減・パフォーマンスアップにより効果的です!初心者の方から上級者の方まで行動食の必携品です。
[ 登山のためのおすすめアミノバイタル活用法とは? ]

▼軽量・コンパクトで、しなやかな装着感の防水仕様のグローブは、一つ持っていると安心です。水や冷気をブロックしてくれて、一年を通じて幅広く着用できます。

▼1つめの山頂、高水山(759m)に到着。

▼2つめの山頂、岩茸石山(793m)に到着。晴れていれば奥武蔵の山々の展望が広がる岩茸石山は山ごはんにはぴったりの場所です。

▼下り始めるまえに、安全な下り方と、下りのトレッキングポールの使い方とトレッキングポールの3つの役割(手がかり、バランス保持、負担軽減)について教えていただきました。

▼少し色づいた葉♪ 高水三山の紅葉の見ごろのベストシーズンは11月♪ 登山道にはモミジが美しい場所も♪
ただし、秋の山は、日没時間が早くなるので注意、ヘッドランプは万が一の時に必須です。急激な温度低下や雨などに注意して紅葉ハイクを楽しみましょう。

▼3つめのひっそりと佇む山頂、惣岳山(756m)に到着。

▼だんだんと疲れがたまって集中力が切れてきそうになったら、足のストレッチでうっ血した血液を循環させて疲れの防止をします。

▼少し登り返しもありますが、御嶽駅まであと少しです。

▼『Seiko Prospex Alpinist(SBEL003/S830)』には、登山計画達成率表示機能が付いています。登山計画のコントロールに役立ちます。この時は、登りも下りもほぼ90%以上達成していることがわかります。

▼無事に全員御嶽駅に到着しました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。山ガールカレッジは登山教室ですので雨天でも開催致します。雨天での実習では、普段の実習では学べないこともいろいろと学べます。ザックの中の防水対策や、登山靴やレインウエアの防水透湿性などの気づきもあったのではないでしょうか。登山中に急に雲が出てきて急な雨になることはめずらしいことではありません。雨の山行時も慌てず快適に、少しでも楽しく過ごすための貴重な経験になれば幸いです。

▼御嶽駅で、高度計付きの登山用腕時計『Seiko Prospex Alpinist(セイコー アルピニスト)』をレンタルされた方に集まっていただき、登山記録(ログ)を振り返ります。

登山記録の終了の仕方はとっても簡単です。ALTIという標高(高度)モードで、右下のボタンを長押しして、”REC”という文字が消えればOK!本日の登山記録を時計で振り返ります♪
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行動時間 6時間20分、登りスピード平均290m/h、下りスピード平均362m/h、消費カロリー 1382kcal、累積標高差(登り 783m・下り 792m)
スタート地点高度242m(9:17)、終着高度248m(15:38)、最高達成高度793m(12:25)※体重+荷物 52kg設定
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また今回、高水三山で歩いた登りと下りのスピードや標高差などを次に行く山の目安とする、一つの基準にするというのははとてもおすすめです。

▼こちらは、スマートフォン専用アプリケーションを介した登山記録画面です。

山ガール・カレッジでは、楽しく&安全で&快適に、趣味として楽しめる山歩きの基礎知識を学びたい方を募集しています!
もちろん、お好きなテーマのみ、机上のみ・実習のみのご参加も大歓迎です。
女性のみでお一人さま参加の方がほとんど、ガイドの方もとても気さくで話しやすい方ばかりなので、安心してご参加ください!

次回の山ガールカレッジのテーマは、<地図読み入門と山でのトラブルの対処> です。道迷いをしないための知っておきたい地図読みの基本と山でのもしもに備えましょう!
参加者の皆様には「アミノバイタル プロ」も1スティックプレゼント♪

◆机上/11月8日(水) ⇒受付中
◆実習/11月18日(土) ⇒受付中

今回の講習内容を書籍でお読みになりたい方は、山ガールカレッジ講師であり、この本の著者でもある日本山岳ガイド協会認定山岳ガイド 株式会社アドベンチャーガイズ チーフガイド 古谷聡紀(こやとしのり)さんの「ゆっくり楽しむ山歩き(永岡書店)」をどうぞ。
⇒書籍の購入はこちらから

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