「山コン・トレッキング in 安達太良山」取材レポート(後編)
- 掲載日:
2018年08月21日
イベントレポート
2018年8月4日(土)~5日(日)に開催しました、山をもっと好きになる、山で新たな出会いを!「山コン・トレッキング in 安達太良山」のレポート(後編)をお届けします。
▼安達太良山に向けて出発する前に、地元のお母さんの手作りのお弁当、岳温泉名物、玉川屋の「くろがね焼」、アミノバイタルプロをお配りさせていただきました。楽しみなお弁当の中身はお昼まで取っておきましょう。
▼バスであだたら高原に移動し、出発の準備を始めます。空は気持ちのよい快晴です。
▼昨日お世話なったキャラバン様に再びお世話になります。今回は登山で使用するトレッキングポールのレンタルもご協力いただきました。「LEKI」というブランドのトレッキングポールです。
▼材質が異なるもの、形状が異なるもの(伸縮タイプと折り畳みタイプ)、多種類のポールから好きなものを借りて使用します。
▼使い方までしっかりレクチャーしていただきました。
▼準備運動も山コンですから男女ペアで行います!
▼準備万端、さあ、ロープウェイに乗って出発!っというところで、事件発生です!!!なんと、強風のためにロープウェイが運休になるとのこと。急遽、くろがね小屋を経由してから山頂を目指すコースに変更することになりました。
▼奥岳登山口からまずはくろがね小屋を目指して登って行きます。
▼連続する階段や段差もトレッキングポールのおかげで楽々登れます♪
▼高山植物もたくさん咲いていました。タチギボウシ。
▼ツリガネニンジン
▼道の途中で、ガイドの五十嵐さんが指差す方向に目を向けると、どの木も枝が片側にだけ伸びていることに気が付きました。これは、安達太良山から吹きつける風によってこうなってしまうのだとか。
▼こちらの岩に空いた穴も、穴に入り込んだ石が風雨で穴の中で動き回ることによって拡大していったものだそうです。自然の猛威を感じます。
▼登山道を歩いていたら、アサギマダラにも出会うことができました。
▼まだ8月上旬ですが、高度を上げて行くと、秋の訪れも少し感じました。安達太良山は紅葉の名所として有名で、例年ですと10月上旬が紅葉の見頃になります。
▼安達太良山の登山道は比較的広い場所が多いので、話しながら歩けるポイントが多かったように感じました。
▼くろがね小屋に近付くにつれ、少し硫黄の臭いがするようになってきました。そして、登山道脇にある井戸のようなもの。この井戸のようなものは、源泉から流れる温泉が通っている“湯樋(ゆどい)”と呼ばれる管の点検口です。
▼ちょうど見えてきたくろがね小屋の上の方に源泉があります。
▼本来はお昼ご飯をくろがね小屋でいただくはずでしたが、行程を変更したため、お昼にはずいぶん早い時間に着いてしまいました。
▼くろがね小屋の玄関先にある鐘
▼岳温泉名物、玉川屋の「くろがね焼」の由来は、この鐘からきているそうです。
▼ここから先は源泉を管理する「湯守(ゆもり)」と呼ばれる方々しか入ることが許されていませんが、今後は湯守と行く源泉見学ツアーも計画されているそうなので、興味のある方はぜひ観光協会からの情報をこまめにチェックしてください。
▼くろがね小屋を出発し、峰の辻と呼ばれる分岐点を目指します。
▼くろがね小屋までの登山道とは異なり、岩や石で形成された登山道を歩きます。背の高い樹木はもう見当たりません。
▼峰の辻に到着。後ろのぽっこりと盛り上がっている部分が安達太良山山頂です。
▼ここでアミノバイタルプロをチャージ!筋肉のパフォーマンスと集中力の回復に役立ちます。
▼お待ちかねのランチタイム。保冷バッグの中からお弁当を取り出すと、お弁当におしながきが添えられていました。愛情溢れるお弁当に、皆さん感激されていました。
▼峰の辻は広いので、グループで散らばってお弁当をいただきました。
▼お弁当を食べ終えて出発しようとする頃、再び私達の行く手を強風が阻みます。峰の辻から山頂につながる稜線に向けて登っている時には、強風が登山道の砂を巻き上げながら吹き付けるため、“砂や小石が顔や身体に当たって痛い”“目が開けられない”状態でした。五十嵐ガイドの「山頂は断念して下山します」という決断は、満場一致で賛成されました。稜線は風速30メートル程の風が吹いていたようです。
▼下山は決まりましたが、安達太良山の見所の一つでもある「沼ノ平火口」はすぐ目の前にあることもあって、希望者だけ一瞬見てきてもよいということになり、希望者だけで沼ノ平火口を見下ろすことができる場所まで移動しました。身体の力を抜いても風の力だけで立っていられるような強風の中、果敢に前進!
▼風と砂の洗礼を受けながらも、何とか沼ノ平火口の写真を撮影することに成功しました!
▼山頂に行けなかったのは残念ですが、命の方が大事です。峰の辻まで戻って山頂をバックに記念撮影を行いました。
▼「岳↑」の道標に従って、下山して行きます。
▼全員無事に登山口に戻ってきました。
▼ここで2日間お世話になったキャラバンのスタッフ様とお別れをして、宿に戻ります。
▼そして岳温泉観光協会スタッフ様にもこの2日間、大変お世話になりました。
▼岳温泉に戻って温泉で汗と砂を洗い流した後は、温泉街でお買い物タイム。
▼やはり登山中に配られた岳温泉名物、玉川屋の「くろがね焼」は大人気でした。
▼お隣の「佐藤物産」では地酒や岳温泉でしか販売されていない銘菓など、皆さんじっくりと吟味して購入されていました。
▼店主自慢の温泉たまご「とろんたま」は店頭試食も可能です。
▼そして岳温泉出発の時、お世話になった加藤ガイド、五十嵐ガイドにもご挨拶をいただきました。「またリベンジしに安達太良山に来てください」の言葉が印象的でした。
▼帰りの車中では、山コン恒例の「山コンクイズ」を実施。岳温泉観光協会のスタッフ様にお作りいただいた岳温泉・安達太良山に関する問題、そして登山の基礎知識に関する問題、計20問をテスト形式で回答いただきます。時間制限あり、私語・カンニング厳禁の本格的なテストです♪皆さん学生に戻ったかのような真剣な眼差しで問題に向き合っていらっしゃいます。
▼上位成績者にはプレゼントを贈呈させていただきました。今回は、山コン初!?全問正解の方がいらっしゃいました!
▼2位の方も1問間違っただけという優秀ぶりでした。上位2名には二本松市の地酒「奥の松」の一升瓶をプレゼントさせていただきました♪おめでとうございます!
▼そしてカップル発表の時間。最後の投票は最も気になる方1名のお名前のみご記入いただき、投票していただきました。お互いの名前を投票し合った男女を“カップル”として発表させていただきます。今回は2組のカップルが誕生しました。
▼どちらのカップルも大変お似合いです。カップルになられた皆さん、おめでとうございました。
今回の山コンの舞台「岳温泉」は、安達太良山登山の拠点としてはもちろん、多種のアウトドアアクティビティと天然温泉が楽しめる魅力溢れるスポットでした。
東京からですと、距離・時間的にも、ほぼ箱根に行くような感覚で訪れられる場所ですので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょう?
尚、2018年は「山コン・トレッキング」を積極的に企画・実施して行きます。
9月には神津島(満席のため受付終了)、11月には、長野県大町市(受付中)、なべくら高原、八丈島などでの開催を予定しています。
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